体幹エクササイズで良いことUP

手足が冷たくなる季節ですね。実は手足の他に、冷えは「目」にも深く関係していることはご存じでしょうか? 目の奥の網膜には網目のように多くの血管が通っており、目に栄養や酸素を運んでいます。そのため、冷えによって血流が悪くなると、目の不調の原因になることがあります。そこで、目や全身の代謝や巡りをよくする「体幹エクササイズ」の効果やトレーニングメニューをご紹介します。「目の体操」のように生活に取り入れてみましょう。

体幹を鍛えて得られるメリット1【基礎代謝がUP&目の血流UP】

体幹を鍛えると内側の筋肉であるインナーマッスルが鍛えられます。筋肉量が増えることによってエネルギーの消費量が高くなるといわれています。基礎代謝がアップすると、全身の血流がよくなり、体液やリンパ液のめぐりもよくなりますので、目に必要な栄養素も目の隅々まで届きやすくなります。

体幹を鍛えて得られるメリット2【免疫力アップで病気予防】

体幹を鍛えると体温が上がり、免疫力が高まります。これからの季節、ウイルスや抗原体に感染しやすく、体温も低くなりがちです。 体温は36度~37度ぐらいが最も体の機能が作用しやすくなっていますが、現代は36度以下の低体温の方が非常に多くなる傾向にあります。35.5度でアレルギー症状が現れやすい、また35度ではがん細胞が増殖しやすいこともわかっています。 免疫力は0.7度~1.0度上がれば5~6倍高くなります。ぜひ体幹を鍛えて免疫を高め、病気を予防しましょう。

体幹を鍛えて得られるメリット3【肩こり・腰痛など体の不調を改善】

肩甲骨の筋肉がしっかり伸び縮みすることで、血行がよくなり肩こりが軽減します。腰痛の方も大変多いと思いますが、腹筋、股関節の奥にある大腰筋や腸骨筋と背筋の弱りが原因であると考えられています。しっかり体幹を鍛えることで、内臓が筋肉にきちんと支えられ、睡眠も十分にとることができ、体が疲れにくくなります。また、肩こりからくる眼精疲労の軽減にも繋がります。女性の方は、腹筋、大腰筋、腸骨筋の鍛えで便秘の改善、生理痛の軽減、むくみ、ぽっこりお腹の引き締めにも効果的です。

誰でもできる体幹エクササイズ1【フロントプランク】

基本的な体幹トレーニングのポーズです。腹筋だけでなく、腕・背中など広範囲を鍛えることができます。
  1. うつ伏せの状態で両方の肘を床に付ける
  2. 肩を下げて脇を締める
  3. つま先を立て、体を持ち上げる
  4. 身体と床が平行になる位置で体勢をキープする
             

誰でもできる体幹エクササイズ2【ヒップリスト】

  1. 仰向けに寝て、膝を90度に曲げる
  2. 股関節を伸ばし身体を床から浮かす
  3. 肩から膝まで一直線になるまで持ち上げる
  4. お尻を持ち上げた体勢をキープする
身体を持ち上げる時、お尻・太ももを引き締めるよう意識 することがポイントです。お尻を持ち上げるのに、腰を反 らせすぎないように注意しましょう。
1セット10〜30秒を目安に3〜5セットから始めましょう。                 
いかがでしたか?5回は大変ですが、ぜひトライしてみてください。
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文責:看護師:矢崎真弓