ワイルドブルーベリー100の生みの親「中川和宏」が、なにか目によいものはないかと探し歩き、やっとたどりついた「北欧産野生種ビルベリー」との出会いの物語です。自然の恵みのありがたさを改めて感じました。中川の思いがギュッと詰まった物語を、ぜひご覧ください。   1995年私が42歳のとき、「目が甦る驚異のブルーベリー」(日東書院刊)を出版するため野生種ブルーベリーの里であるスウェーデンに取材に行ったときのことです。 スウェーデンは森と湖に囲まれた自然豊かな国でした。 山に行くと、霧に囲まれた湖のほとりにシカがのんびり水を飲みに来て、幻想的な風景に魅了されました。その湖の水で淹れたコーヒーの味がいまだに忘れられません。 命が再生するような気分がしました。 人々が自然と共生し、山で採れた恵みは天然のブルーベリーを含めキノコや山菜もみんなのものとされていました。誰が摘んで帰って食べても、誰もとやかく言いません。“山は皆のもの”と言っていました。 太陽が燦々と照り、夜まで白夜が続き、太陽の恵みを一日中頂ける素晴らしい環境です。 北欧で育つ野生種ブルーベリー(ビルベリー)は太陽の恵みを受け、充実した紫色をしています。 その時、“紫は紫外線の紫だ!”ととっさに悟りました。太陽光の可視光線は、赤橙黄緑青藍紫と言われます。万物を生成化有する太陽のエネルギーが野生種ブルーベリー(ビルベリー)に凝縮されていることを直感しました。 私たち人間は一日中蛍光灯の中で暮らし有害紫外線が気になるといって太陽を嫌っています。家やマンションの中でモグラのような生活を強いられています。この生活を続けている限り、自然治癒力の発露は閉ざされたまま。紫外線をもろともせず跳ね返し活性酸素を撃退する、抗酸化力を表す紫色(アントシアニン色素)が自然治癒力や寿命を延ばすことに間違いはありません。何事も、天然で自然であることが大切です。 里に下りると、公園では高齢者がベンチに腰掛けのんびりと日光浴をしていました。いかにも気持ちよさそうに見えたのは、人生の終盤の大切な時を太陽に包まれ時の流れに身を任せ寿命の書き換えを果たしているようでもあります。 情報社会だけでなく超高齢社会に突入した現在、太陽光の大切さや太陽の恵みのありがたさに感謝しませんか。 時は早いもので、そんな北欧産ブルーベリー(ビルベリー)と出会って、日本の皆様に提供できないかと四苦八苦。そして、株式会社ブルーベリーを設立し今年20年を迎えます。 20年前にスマホやアイパッドなんて想像していませんでした。また、今日目の健康事業において、こんなに長い間、皆様に支持されることも予想していませんでした。 皆様の目の寿命を延ばし、豊かな人生を歩んで行って頂きたいと心から願うばかりです。